超音波の基礎原理を学ぼう!

超音波の機械的作用

1.キャビテーション
液体中に超音波を入射し超音波強度を高めていくと、圧力の低い部分に気泡が発生し音圧のピークが静圧を超えると気泡がつぶれて消滅する。これは短時間に起こる現象で空洞化現象ともよばれる。気泡の発生・崩壊に伴って非常に高い圧力を生じることから超音波洗浄機や体外衝撃波結石破砕装置などに利用されている。生体内でキャビテーションが発生すると気泡を含む組織からの出血や組織構造の断裂などを引き起こす可能性がある。

 

2.音響放射圧

 

3.アコースティックストリーミング

MI(mechanical index)

負の音圧を周波数の平方根で割ったもので、キャビテーションによる超音波生体作用の指標をMIとして表し、米国超音波医学会、米国電子機械工業会が機械的作用の指標として定義している。MIは1.0以下で使用すると安全とされている。

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